お客様の声 /
株式会社テクノパルネット様
TECHNOPAL-NET Corporation
× FREE STYLE

宇都宮貴彦 様
先代から事業を承継し、電気設備工事業の現場と経営の両輪を担う。数字に不慣れだった若手経営者時代から、財務基盤の強化と組織成長に取り組み、10年で売上を5倍に拡大。信頼関係を重視する経営姿勢で50名規模の企業を牽引する。
「父の代から続く付き合いのなかで、FREE STYLEの存在が
なくてはならないものになった」と宇都宮社長は語る。
経営、財務、資金調達、人事、不動産、時には社員一人ひとりのことまで。
15年にわたる関係のなかで、
FREE STYLEはどんな信頼を築いてきたのか。
そこにあったのは、
数字だけでは語れない、真のパートナーシップの姿だった。
宇都宮社長:
最初のきっかけは、父が参加したセミナーでした。「いい人がいる」と言ってFREE STYLEの堀田さんを紹介してくれたんです。正直、僕は当時、経理も財務も分からなかった。会社を継いだばかりで、数字の見方すら危うかった。貸借対照表も読めるというより、なんとなく眺めている程度。でも、そんな僕に堀田さんは、ひとつずつ丁寧に「ここはこう見ます」「このバランスが大事です」と教えてくれた。完全に数字のイロハからのスタートでした。
堀田:
僕が意識していたのは、専門用語や難しい話ではなく、経営者の方が何を見て判断すればいいかの道筋を一緒に考えることでした。たとえば「自己資本比率を何%に保ちましょう」と言うより「こうしておくと銀行からの信頼が高まりますよ」という実感のある話に落とす。
毎年の決算書はもちろん、月次の数字も一緒に見て、少しずつ数字で会話する関係にしていきます。宇都宮社長はすごく吸収力があって、こちらが驚くほど変化が早かったですね。
宇都宮社長:
堀田さんは保険のエキスパートであるけれど、それだけじゃなくて、会社の財務に関わる数字的なことを捉える知見をいっぱい持っている。話してる内容は完全に先生なんです。
「この比率をこうしたほうがいい」「在庫の持ち方も見直してみましょう」とか。何かあればすぐ話せるし、当時からこの人は信用できるって思ってましたね。

宇都宮社長:
もう10年以上、毎月のように来社してくれていて、そのたびに2時間くらい話し込むんです。決算のことだけじゃなくて「今期の動きはどう?来期どういう方向で考えてる?」とか。堀田さんとの会話って、まさに「壁打ち」なんですよね。こちらが考えていることに、それってこういうリスクがあるかもと返してくれる。
経営って孤独だし、誰にも相談できないことも多い。でも堀田さんは、社外の視点でちゃんと受け止めて、ちゃんと返してくれるんです。
堀田:
決算が終わったあとに健康診断のようなレポートをお渡しして、良い点、改善点を整理します。それを1年に1回ではなく、月単位に落とし込んで振り返る。それを続けると「来期どうしよう」という短期思考から「5年後にどうありたいか」という中長期の視点が自然と生まれるんです。僕は数字を通して判断軸を一緒に持ってもらうことを意識しています。
宇都宮社長:
判断軸って本当に大事で、同業他社の社長が何か言ってても、合ってるのか間違ってるのか分からない。でも、堀田さんの言葉がひとつの基準になる。堀田さんがこう言ってたなって思い浮かべるだけで、自信を持って判断できるんですよね。

宇都宮社長:
会社としてもこの10年で大きく成長しました。売上も2億円から10億円に。もちろん、すべてが堀田さんの力じゃないけど、基盤を整えてくれたのは間違いない。たとえば「当座貸越」のことを教えてもらったとき「何それ?」って感じだったんですよ。
でも、その仕組みを知って、金融機関と交渉して枠を確保しておくことで、緊急時の資金繰りの安心感がまるで違いました。コロナ禍のときも、慌てずに対応できたのは、その下地があったからです。
堀田:
多くの中小企業にとって、守りの戦略って後回しになりがちです。資金調達にしても、借りたいときに借りるのではなく、借りられる体制を先につくることが大事。そのためには、財務バランスをどう見せるか、どの銀行とどう付き合うか、という視点が欠かせません。宇都宮社長は、それを一つひとつ着実に実践されてきたからこそ、事業の幅がどんどん広がっているんだと思います。
宇都宮社長:
銀行の担当者と話すときにも、堀田さんから教えてもらった視点があるから、「この銀行はうちに合ってないな」って判断できるようになった。そういう経営インフラが整ってきたことで、新しい投資の判断にも迷いがなくなったと思います。

宇都宮社長:
まったく違います。税理士さんは中立で「税をどう納めるか」の視点。でも堀田さんは「会社をどう残すか、どう守るか」という経営者の目線。必要なものだけを提案し、不要な保険は「やめておいたほうがいい」と、はっきり言ってくれる。そういう「損得なしの誠実さ」が信頼につながってる。
父が亡くなった今、誰に相談するかって聞かれたら、真っ先に堀田さんの顔が浮かびますよ。
堀田:
僕は、不動産や財務、人事制度、資産形成。過去に関わった企業の事例も含めて、横断的に情報を提供しています。相談されたら、自分の引き出しを全部開けて、知っていることは全部出す。知らないことは知らないと伝える。それが本当の誠実さだと思っています。
宇都宮社長:
堀田さんの唯一の欠点は、丁寧すぎるところ(笑)。今日も、僕が来るまで席に座らないんですよ。「もう15年の関係なんだから、座っててくださいよ」って言いたくなる。でも、そういう姿勢が信頼を生むんだと思います。

「経営のことで悩むなら、FREE STYLEに会ってみてほしい」
宇都宮社長がそう言い切るのは、横に立って支えてきたからだ。
数字や制度の話だけではない。経営の葛藤に寄り添い、対話を重ねる。
信頼は、仕組みでつくられるものではない。関係で育てられるもの。
それが経営者にとって何よりも心強く、最大の支えになる。