債務超過で資金調達ができず、事業展開できない創業社長

業種:小売業

売上高:14億

従業員:15名



担当企業様の背景

当時は8年目の創業社長。成長拡大のために多店舗展開が必要であり、初めての銀行からの資金調達とのことで、相談をされました。
税理士は年に1回の訪問のみ。銀行も特に融資の提案に来ていないため、資金調達についてご不安がありました。



実施した対策

・財務分析を行い会社の問題点を把握
顧問税理士は「法人税が払いたくなければ赤字にしましょう」とアドバイスし、赤字決算を続け、債務超過に陥っていました。
出店資金を融資してもらおうと銀行に相談しましたが、債務超過を理由に門前払いの状況でした。

・決算書の改善・税理士変更・ビジョンの浸透
社長は決算書を気にされておらず、関心がありませんでしたが、決算書の説明から行い、定期的なモニタリングのため、パートナーの税理士に顧問契約も変えていただきました。
また年商10億円のビジョンを従業員様に浸透させるべく、ことあるごとに従業員様に向けて発信いただきました。また月例の幹部会議に参加させていただき、各店舗の進捗管理、マーケティング等の勉強会を実施しました。



現在の状態

2年前に見事ビジョンを達成されました。そこで今後来うる外部環境の悪化に備えて、内部留保を高めるために生命保険を活用いただいています。
また前期までは長期借入により資金調達をされていましたが、銀行の評価も上がり当座貸越の限度額を設定することに成功しました。